ドローンを持って旅に出よう。ドローンを飛ばせる日本観光地図を作ろう
※ドローンを飛ばすには、資格が必要です。詳細は、下部に記載してあります。
新たな絶景が、ここには集結しそうな予感。
兵庫県の鳴門タクシーがドローン撮影スポットまでの往復&空撮サービスを提供したり、ハウステンボスが美しいイルミネーションコースの中を疾走する夜間ドローンレースを開催(2月17~19日)するなど、ドローンを観光振興目的に使うケースが増えてきています。
その反面、ドローン規制法(改正航空法)による規制地域でドローンを飛ばし、書類送検されるなどの事件も次々と起きています。
日本の場合、空港などの周辺上空の地域、150m以上の高さの空域、人口集中地区の上空は禁止区域となっていますが、では他の場所で自由に飛ばせるかといったら答えはNO。
基本的に飛行時間帯は日中に限る、目視の範囲内でドローンとその周囲を常時監視する、人や建物から30m以上の距離を保つこと、お祭りなど催しの上空では飛行させないことといったルールを守らなければならない(夜間飛行、イベント会場上空飛行などは国土交通大臣の承認を受ける必要がある)、さらには公園などの区域では飛行を禁止している自治体もあります。
DJIが公開している安全飛行フライングエリアの制限で、マーキングされていないところはどこでも飛ばせる、といったことではないのです。
そのような状況ゆえに、いちドローンオーナーとしても気になっているのが、Tomoki MinakuchiさんがCAMPFIREで提案している「そらとびマップ」です。各地域のドローンユーザーと連携して、日本各地の、安全な空撮ポイントを網羅したドローン観光マップを作るというプロジェクトです。
集めた資金の30~40%はFacebook上に作成するサロンに寄せられた情報の謝礼・動画使用権買い取りに充て、60~70%をサロンの運営費用(取材、編集、作成費用含む)に充てるとのこと。地域情報を集めて出力するだけではなく、リーガルなコンテンツも用意していくということなのでしょう。
Tomoki MinakuchiさんはJASISA(一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会)とPORTO3316 imari(佐賀県伊万里市のコワーキングスペース)が主催したドローン動画コンテストで最優秀賞を獲得したチームの1人。このためいきばかり出ちゃう美しい動画を見ると、徳島に行きたくなること間違いありません。四国八十八ヶ所&水曜どうでしょうでおなじみの霊山寺もあることですし!
私事ですが週末はレンタカーで奥多摩に行き、Mavic Proの操縦練習に勤しんでいました。ウチからは一般道で片道2~3時間。なんだかんだと日中はまるごとつぶれます。LCCで行ける地域の近くに、風光明媚なドローンスポットがあるならば、1泊2日で遊びに行くよなーという印象を抱いていたこともあり、このプロジェクトには期待度高し!
「そらとびマップ」は2017年10月、一般に公開される予定ですが、日本各地の景色ハンターが集うサロンに入室できる権利は6,000円となります。ドローンといっしょに旅をしたいとお考えのみなさま、いかがでしょうか?
・南相馬でふわり。ドローンが完全自立制御での長距離配送に成功
top image: CAMPFIRE
source: CAMPFIRE, YouTube(1, 2)
参考: 鳴門タクシー, ハウステンボス, DJI
(武者良太)
【ドローンの基本】第1回:飛ばすのに資格はいるの?そもそもドローンの定義ってなに?
空撮を生業としてドローンを使う場合、その映像配信を5.7GHz帯(5.6GHz帯という場合もありますが、法律上は5.7GHz帯)で行うなら第3級陸上特殊無線技士免許が必要になります。
また送信機の出力が高い場合にも、同様にこの免許が必要になります。
というのも、この5.7GHz帯、2.4GHz帯との相乗効果で5kmの長距離映像伝送が可能になるといわれ、今後、ドローンの性能向上や、長距離運用のニーズが高まってきた場合に使えるようになっておいた方が、圧倒的に有利になります。
ですので、業務としてドローンを活用したいのであれば、第3級陸上特殊無線技士は取っておきたい免許といえます。
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