稲盛和夫氏「従業員を鼓舞する壮大なビジョンを説き続ける」
「われわれのファインセラミックスは日本、いや世界のエレクトロニクス産業が大きく発展していくために不可欠なものになるだろう。われわれの製品を世界中に供給していこうではないか。
いまはちっぽけな町工場でしかないが、この会社をまずは町内一番、つまり原町で一番の会社にしよう。原町一になったら中京区一を目指そう。中京区一になったら京都一を目指そう。京都一になったら日本一を目指そう。日本一になったら世界一を目指そう」
『経営12カ条 経営者として貫くべきこと』(稲盛和夫著、日経BP 日経新聞出版)
まだ間借りの社屋で、従業員はわずか数十人、売上も年間1億円に満たない零細企業のときから私は、「日本一、世界一の企業になっていこう!」と気宇壮大(きうそうだい)なビジョンをことあるごとに従業員たちに話していたのです。
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