フジテレビの早期退職募集にリストラ志願者殺到、「テレビよりYouTube」で“デキる”人材流出に拍車

「昨年11月に希望退職者を募りました。会社は応募者数を非公表としていますが、社内ではもう“我先に”の状況で、予想よりもかなり多い応募があったようです。多すぎて一度“抽選”にするなどの話も出たようですが、それは無くなり、希望者全員の退職を認めることになりました」(フジテレビ関係者)

 フジテレビは昨年11月に取締役会において、『ネクストキャリア支援希望退職制度』を実施することが決議されたことを発表していた。

「今回の募集は“50歳以上”に限定されており、高給の社員を切り、若返りをしたいという狙いもあったと思いますが、退職金にプラスでさらにもらえるなら“自分も辞めたい”という声が、今回は対象ではない30代、40代からも上がっていますね。退職金とは別の特別優遇加算金は1億円らしいので……。

テレビよりYouTubeの方がおもしろい

 2021年3月期決算において、フジ・メディア・ホールディングスの連結売上高は5199億4100万円。前期比17.7%の減収となっている。

 1980〜1990年代、テレビ業界を牽引したフジテレビはなぜこのような状況になってしまっているのか。

 ネットの普及などにより、エンタメ界においてテレビが最大・最強のコンテンツだったのははるか遠い昔の話。“テレビの番組なんかよりYouTubeのほうが何倍も面白い”というような人が増え、ただでさえ苦戦していたなか、コロナでさらに追い込まれた状況ですね」

 希望退職に応募した片岡さんはが映像制作会社を立ち上げるようにデキる人は、“他”でもやっていける。事実、今はYouTubeもあり、動画制作の仕事が増えている。それまでテレビをメインにしていた制作会社もどんどんネットでの動画制作に進出しています。ネットにおける動画コンテンツの制作は、質的にも量的にも人材難です。石橋貴明さんや江頭2:50さんのYouTubeチャンネルは、まさにプロのテレビマンが制作に関わっています。そのように“デキるテレビマン”は求められており、今回応募した人の中で、50代でもまだまだバリバリやりたいという人は、そちらに流れていくでしょうね」

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