バルニバービ佐藤会長「飲食業こそ、不動産を取得せよ」
国内でレストラン、カフェなど93店舗を展開するバルニバービ。あえて注目度の低い地域に出店する「バッドロケーション戦略」をはじめ、独自の経営戦略で着実に店舗数を伸ばしてきた。
大阪・南船場、東京・蔵前などは、同社が繁盛店をつくりだしたことで活性化した街といわれる。2015年以降はそのノウハウを地方の再活性化に注ぎ、19年、淡路島にレストランを出店。21年夏には同社の店舗の中でもトップクラスの売り上げを誇るようになっている。
さらに宿泊施設、パン屋、回転ずしなどを出店し、22年6月までに年間25万人が訪れる人気エリアを築き上げた。23年4月には島根県出雲市にレストランとホテル、ドライブインをオープン予定だ。「食から始まる地方創再生」を掲げる佐藤裕久会長に、その経営哲学を聞いた。
(聞き手は日経ビジネス電子版編集長、原隆)
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